四日市競輪のナイターGⅢ「泗水杯争奪戦」が7日に開幕。2Rの一次予選は木村皆斗(23=茨城)が力強く逃げ切り、マークした大塚玲(43=神奈川)は悔しい3着となった。

「親子ともども、木村君に勝てませんでした(苦笑)」

 冷たい風が吹く重いバンクコンディションの中、木村がロングスパートを敢行。マークした大塚はサポートしつつチョイ差しを図ったが、逆に最後は伸びを欠いて3着となってしまった。

 実は大塚は「木村君のことは彼が高校生の時から知っていた」という。「(木村は)自転車競技をやっていたウチの息子の1学年上なんです。インターハイとか全国大会でよく戦っていて、いつも息子が負けていました。今日はオヤジが抜けなかったし、やっぱり木村君は強いですね。吉田有希(23=茨城)君とかもそうだけど、こうやって息子と同世代の子と一緒に走ったり連係できるというのは、うれしいし楽しい。刺激をもらえます」と感慨深げに語った。

 ちなみに、押し切った木村は「(大塚の息子にずっと勝っていたことは)わかっていたし、今日はパパ(世代)ですからね。そりゃ負けませんよ!(笑い)」と二世代撃破を喜んだ。