大垣競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設72周年記念 水都大垣杯」が30日、開幕する。地元エースの山口拳矢と松浦悠士のS班2人に、今年のグランプリメンバー・北井佑季や、世界で活躍する中野慎詞らが激闘を繰り広げる。
中でも注目を集めるのは九州が送り出す若駒・後藤大輝(23=福岡)で、今シリーズにはある〝決意〟を持って臨む。
年末のヤンググランプリでも対戦する同期の中野、太田海也が競輪祭で躍動する姿を見て火が付いた。「ナショナル組が強すぎて…」。それは諦めの言葉ではなく「中野さん、太田さん(が抜けているから)でヤングGPは面白くないとは思われたくない。お客さんにナショナル組を倒せそうなイメージを持ってもらえる走りをしたい」。
打倒ナショナルを果たし世代ナンバーワンへ――。今節はその布石となる攻めを貫く。