大垣競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設72周年記念 水都大垣杯」は3日の最終日、12Rで決勝戦を行い、坂井洋(30=栃木)が2角まくりで優勝。2021年11月の四日市以来、2回目のGⅢ制覇を果たした。
優勝の喜びはありつつも表情は締まっていた。「(前を任せた森田優弥との間に)口が空いてしまって、ホームで瓜生(崇智)君に入られてしまった。連結を外したのは番手として一番いけないことだし、もっと経験を積まないと」。最終的に自力に転じてまくり切れたのもラインのおかげ。その要役を果たせなかった反省が口を突いた。
何でもやれるタイプだけに落車によるケガも多いが「調子が上がったなという時に落車してうまくいってないのはあるけど、考えたらキリがないし目の前の一走一走を頑張りたい」。これまでも、これからも前だけを見て突き進んでいく。
このVで層の厚い関東勢の中でもまた一つ存在感はアップ。今後も「与えられた番組、場所で頑張りたい。もちろん自力でやりたい気持ちが大きいし、まだまだ自力で」。基本のタテ脚に磨きをかけ、来年はさらに上のクラスで結果を残す。