いわき平競輪のFⅠナイター「東京スポーツ杯」が4日に開幕。初日特選12Rで佐々木真也(30=神奈川)の番手を巡って競り合った佐藤慎太郎(48=福島)と武藤龍生(33=埼玉)が、それぞれの視点からレースを振り返った。
超一流のマーク屋同士が肩を並べた業界大注目の一戦は、昨年まで5年間S班を努めてきた佐藤が位置を取り切った。しかもまくってきた山田久徳(37=京都)を再三ブロック。意地は見せた格好だが「着がビリ(7着)じゃね。悔しいです。もっと必要なものがあると感じた」と悔しさをにじませた。
一方「できれば外から競り勝ちたかった」という武藤は、半歩遅れたのが致命傷となり、位置を取り切れなかった。「さばかれてしまいました。もっと前に踏んでおくべきだったかも。ヨコへの意識が強すぎました。慎太郎さんはさすがでしたし、すごく勉強になりました」と感服した様子だった。