西武園競輪のナイターGⅠ「第66回オールスター競輪」(優勝賞金5900万円=副賞含む)は16日に2日目を開催し、11Rで行われた「アルテミス賞」は逃げた奥井迪(41=東京)の後位を確保した石井寛子(37=東京)が番手まくりを決めてV。アルテミス賞は2017年以来、2回目の優勝となった。

 埼玉県出身の石井が地元で初めてビッグレースを制した。「初手で奥井さんの後ろが取れて『良い位置だな』って。奥井さんのかかりがすごくて(まくりの)スピードは全然だったけど、3角で並走になった時は『一番練習している人が勝てる、練習量なら絶対に負けないから大丈夫』って自分を信じて踏みました。まだ実感が湧かないけど、西武園はアマチュア時代からお世話になっている思い入れのあるバンク。ここで優勝できて夢見心地です」と地元での戴冠を喜んだ。

 2017年はアルテミス賞制覇をキッカケに調子を上げて、年末のグランプリ初制覇を成し遂げた。「これで流れも良くなったはず。後半戦も頑張ります!」と今後の奮闘をファンに誓った。