立川競輪GⅢ「開設72周年記念 鳳凰賞典レース」は最終日の10日、12Rで決勝戦を行い、森田優弥(25=埼玉)が記念初Vを達成。新山響平(29=青森)、犬伏湧也(28=徳島)の機動力型は関東5車結束の前に散った。
新山は打鐘前で7番手から踏み上げたが、関東の山を越えることはできず。「仕掛けないと始まらないので。北井さんにしゃくられなければもう少しイケたかもしれないけど、どうだったか」。次走は地元青森でGⅡ共同通信社杯が控えており「中3日になるけど少しでも上積みができるように」と言い残して競輪場を後にした。
単騎で強力関東勢に挑んだ犬伏は、最後方から2角まくりで前団に迫ったが4着まで。「(赤板過ぎに)北井さんにすくわれたのが…。ホームも緩んだので、そこで思い切り踏んでいたらいい勝負ができていたかも。ただ全体的に脚は悪くなかったし、重い中でも決勝に乗れたのはよかった。初心に帰ってまた頑張ります」と振り返った。