豊橋競輪場で15日、F2「中京スポーツ杯」のA級決勝が行われ、北川大五郎(32=大阪)が丹波孝佑(35=大阪)の番手から直線を追い込んで優勝した。

 大阪コンビが決勝の舞台で躍動した。前を回ったのは先輩の丹波。「大五郎とはお互い自力型だけど僕の方が林(敬宏、32=愛知)君を消耗させられると思った」。その言葉通り、赤板で林を叩いて徐々にピッチを上げると、後輩の北川が「二分戦なので、まくりさえ止められれば」と車間を大きく空けて援護。最後は「丹波さんが主導権を取ってくれたし、僕が2、3着では意味がない」と2センターから一気に踏み込んだ。

 これで7月青森以来となる今年2V目。「今期はケガも、病気もなく練習の感じもだいぶ良い」と調子は上向き。今期の競走得点は91点を超え、S級復帰が見えてきた。「このままの勢いで今期しっかりS級点を取って、来年に向けて練習して積み重ねていきたい」。この勢いで年末まで突っ走る。