大垣競輪GⅢ「第9回施設整備等協賛競輪in大垣」が16日、開幕した。一次予選は中国勢、特に岡山勢の活躍が目立った。今開催に参戦する岡山5人、広島3人の全員が二次予選に進出。勢いをつけたのは1Rで先行し2着に踏ん張った月森亮輔(31=岡山)だった。

 打鐘からの先行策を振り返り「初手が中団なら切って、切って、で先行しようかと思っていた。きつかったがペースで行けた」。

 初日に新車を投入したことも積極策を意識した理由だ。「メーカーも角度も違うので、長い距離を踏んでみました。その方が感触も分かるのかな、と思った。感じも良かったですよ」と手応えもつかめた。

 ただセッティングに関しては課題が残っている。前検日には「指定練習に乗ってみて(使うか)考える」と話していたが「連仏(康浩)さんに聞いて見てもらった。この後もアドバイスをもらいます」と先輩の助けを受け、じっくりと煮詰めていく。

 その連仏も一予の岡山勢ではラストの10Rで勝ち上がり。それを確認すると「自分が流れをつくったっすね」とニヤリ。

 二次予選は逆に自身が岡山勢のラストの11Rで登場。流れを生かして準決進出を狙う。