玉野競輪場で代替開催されているGⅢ「広島競輪開設71周年 ひろしまピースカップ」は22日、2日目を行った。山田庸平(36=佐賀)が二次予選6Rを冷静な運びで連勝。準決勝一番乗りを果たした。
打鐘過ぎに仕掛けたが、前も合わせて踏み込んだ。そこでやや車間が空いていた3番手を巧みに奪い取った。「タイミングも遅かったし、空いていたので入った感じ」と話すが、あの位置を取り切った時点で、勝負あり。2角から踏み込んで粘る関東勢を一気にとらえた。
初日に続き寒さと強風という厳しいコンディションで「前日よりもさらに風が強くて寒い中、苦手なコンディションでも勝てている。踏み出しも良かったし、ずっと伸びている感じもあった」と、連勝を決めたレースを振り返った。もともと風と寒さは苦手だった。
「脚力が上がってくるにつれて、そこまで苦手ではなくなったと思う。同じように苦手なバンクもなくなって来た。その分、めっちゃ得意、というのもなくなったけどね」
どんな条件でも戦える力を付けた証明だろう。そんな中でも玉野バンクは「走りやすくて、成績も自分の中でもまとめている方」と好感触。3連勝で決勝へと突き進む。