いわき平競輪のFⅠナイター「東京スポーツ杯」が16日に開幕。大宮記念で決勝に進出した中田健太(33=埼玉)は、新たな思いを胸にここから再始動する。

 前回の大宮記念で初めて地元記念優出に成功。特に平原康多を外からかわして1着をもぎ取った準決勝のインパクトは絶大だった。反響も大きかったが「あれは成田(和也)さんに押してもらった感じになったから。脚で抜いたわけじゃないです」と冷静に分析。そして「決勝に乗れたのは9割が番組とラインのおかげ。むしろ決勝で3着に入れなかったのが実力不足だなって。競輪祭の権利を取れれば大きかったけど…。(収穫は)気負わずに走れたことくらいです」と課題と悔しさが残った大会になった。

 昨年はGⅠ初勝利を挙げるなど着実にステップアップしているが、意外にもまだS級での優勝がない。「そうなんですよ(苦笑)。今年中に達成できたらうれしいけど、まずは自分のやるべきことをコツコツやって、ですね」と地に足を付けて一歩ずつ前進していくつもりだ。

 初日12R特選では「大石(剣士)君の3番手を固めて」ラインの仕事を全うし、最後の直線は目いっぱいタテに踏み込む。