伊東競輪のナイターGⅢ令和6年能登半島地震復興支援競輪「花と海といで湯賞 大阪・関西万博協賛」は16日に3日目を迎え、6Rのガールズ準決勝は地元・鈴木美教(29=静岡)が強烈なまくり追い込みを決め、決勝の切符をつかんだ。
初日のレース後には「ナオミ~、ってトメちゃん(当銘直美)の方が声援が多かった」と苦笑いを浮かべていた地元のエースだったが、この日は自身に向けられた声援が大きな力になったようだ。
「選手紹介の時にいきなり『リョク』って言われて…。私、高校でバスケットボールをやっていたんですけど、その時のコートネームがリョクだったんですよ。高校時代の友達が応援に来てくれたし、他にも多くの方から声援をいただけました。緊張したけどすごく力をもらえて、実際に自分でもびっくりするぐらいメチャクチャ伸びました。決勝にも(高校時代の友達が)来てくれるかもって言っていたので、みんなの前でいい結果を出せるように頑張りたいです」
その決勝には強力なライバルがそろったが「4日制は比較的慣れているし、なにより地元なので!」と、地の利と経験値は大きなアドバンテージになる。ホームバンクでのVへ向けて「あと一走、気持ちを入れて!」と力を込めた。