令和6年能登半島地震復興支援競輪として行われている大阪・関西万博協賛GⅠ「第78回日本選手権競輪」は3日、4日目を行った。千葉の大砲・岩本俊介(40)は激戦の二次予選9Rをインまくりで制した。
「失格かな…と思ったんですが、もうあそこは勝負するしかなかった」
コース取りに不安はあったものの、空いている、と信じて1着ゴールを駆け抜けた。準決進出を決めると「何度も挑戦して、何度も跳ね返されてきた」と悔しさを口にした。
GⅡの決勝進出は4回あるが、GⅠ決勝の舞台に立ったことはない。だが今回は大きなチャンスが巡ってきた。5日目(4日)の準決10Rは深谷知広(34=静岡)の番手を回れるのだ。「離れないこと、それだけ。迷惑はかけられない」。気持ちを静めつつ、何としてもの思いでGⅠ決勝の舞台にたどり着く。