武雄競輪F1「九スポプレゼンツ 日本名輪会カップ 第13回闘将佐々木昭彦杯」は5日に開幕する。前検日の4日は第7回と第9回の覇者で今開催も優勝候補筆頭と目される山田庸平(36=佐賀)ら参加選手は前検作業を済ませ、本番に備えた。

 地元エースの山田は前回京王閣記念を「体調を少し崩して」と大事を取って欠場。ここから小倉G1競輪祭へ向けてのリスタートとなる。

 弥彦G1寬仁親王牌は二次予選で1着も準決勝で残念ながら敗退。それでも「最近の自分の中では動けたが、練習もそこまでやれてなかった部分もあった」という。その後はいろいろな部分を見直したり、試したりしたようで「トレーニングや食生活の部分まで考えて、練習では軽ギアを多めに入れてみた。一回実戦でやってみてですね。練習は強めにやって来ました」。その成果を確認して、次へのステップへとつなげていくつもりだ。

 前検日の指定練習後には〝闘将〟Tシャツに着替えて検車場へ姿を見せた。過去2度制したこのレースにかける意気込みの表れと言えそうだ。

 初日特選12Rは松本秀之介―伊藤颯馬の3番手となった。まずは九州で上位独占してこのレース3Vへ好発進を決める。