和歌山競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設75周年記念 和歌山グランプリ」が10日に開幕する。SSからは昨年末のGP覇者・古性優作と〝赤パン3年目〟の新山響平が参戦。他にも今年の活躍が期待される精鋭が全国から集結し熱戦を展開していく。
窓場千加頼(33=京都)は昨年はオールスター準Vをはじめビッグ戦線で大活躍。最終戦の佐世保では念願の記念制覇を果たすなど大ブレークを果たした。
同期で背中を追い続けてきた古性優作は、昨年末のGP優勝直後に「来年は(近畿)9人でグランプリに乗りたい」と発言。この壮大過ぎる目標に近づくためには、窓場の力は必要不可欠であり、古性が窓場に大きな期待をかけている証でもある。
近畿の中核を担う自覚もハッキリと芽生えてきている。「今年はGⅠで活躍できるようにと思っているし、(GⅠを)優勝するくらいの気持ちでいます。取りこぼしをしないように、隙のない立ち回りをしていきたい」と表情を引き締めた。
新年初戦の岸和田4日制FⅠは危なげない走りで堂々の完全V。「昨年の最後に記念を優勝できて、年始もいいスタートが切れた」と勢いは最高潮。「地元地区の記念はすごく大事」と集中力をさらに高めて臨む今シリーズ。
初日特選12Rは近畿の先頭で自力勝負に出る。ライン決着を目指すことはもちろん、古性を振り切るくらいの強い気持ちで駆け抜ける。