豊橋競輪GⅢ「開設74周年記念 ちぎり賞争奪戦」は29日、2日目を開催した。二次予選7Rでは藤井侑吾(28)が岡本総(36)と愛知ワンツー決着。地元ファンを喜ばせた。

 満を持して臨む地元大会だけに藤井は気合がみなぎっている。二予は出足のいい仕掛けを見せ「早めに動けたしバンクも軽かった。ある程度はいける手応えがありました」と、気配は上向きだ。

 現在、ホームバンクの名古屋が改修中のため週に2回、豊橋へ出げい古に行っている。

「普段、豊橋で一緒に練習をさせてもらっている岡本さんと勝ち上がれたのはよかった。今回に向けて一緒に準備してきましたから」

 今シリーズは地元の大黒柱・吉田敏洋が初日に早々と脱落するなど愛知軍団はいまひとつ精彩を欠いており、二次予選に勝ち上がったのは藤井、岡本と笠松信幸だけだった。その笠松も敗退したため2人が準決以降、期待を一身に背負うこととなる。

 3日目(30日)の準決10Rは再び岡本と連係する。「7月の名古屋記念は二予で負けたので今回は準決進出が目標でした。相手が強いけど、ここからですね。油断せず戦います!」

 待望の決勝ファイナル進出へ気持ちを入れ直していた。