川崎競輪GⅢ「川崎市制100周年・開設74周年記念桜花賞 海老澤清杯」が18日、開幕する。GP王者の松浦悠士(33=広島)をはじめとするS班4人に加え、地元の総大将・郡司浩平(33=神奈川)らが参戦。充実のメンバー構成となった初日特選では深谷知広(34=静岡)に注目だ。
初日特選には南関勢が4人乗った。深谷は熟考した末に北井佑季―郡司―松谷秀幸の神奈川勢とは別で戦うことにした。
「(選択肢は)前か4番手か別でやるかでした。ただ、郡司から『深谷さんが4番手はないです』って言われた。まあ、神奈川の記念に地元が3人いますし、初日ですから」と経緯を説明。
このジャッジに郡司も「深谷さんにはS級S班としての立場があるし、意見を交えながら決めさせてもらいました。いつも一緒に走っているので寂しさはあるけど、力勝負をします!」と意見を尊重した。
ただ、別線勝負は初日特選だからかこそ。「勝ち上がりや決勝なら、また考え方は別になる。そのあたりは柔軟に対応していきます」と深谷も付け加えた。
自身の番手には佐藤慎太郎が名乗りを挙げたことで俄然、戦い方が広がった。「単騎とラインがあるのでは違いますね。(前回の大宮記念から)上積みはないけど、しっかり出し切りたい」。
地元軍団を相手に、納得の自力勝負で活路を開く。