別府競輪「大阪・関西万博協賛 別府市制100周年記念事業 別府競輪GⅢナイター」(優勝賞金440万円)は14日、最終日を行った。12R決勝は九州6車結束の力で地元・大西貴晃(32=大分)がGⅢ初優勝を飾った。
同門の後輩・阿部将大が前受けから風を切る。「一番は将大とのワンツーだけど、後ろを九州の先輩方が固めてくれていて」。山本伸一、杉森輝大の波状攻撃を、番手まくりで応戦。ゴールでは「2着かと思った」ものの、地元ファンの声援を後押しに栄誉を手にした。
喜びばかりではなく、優勝後は責任を表情にみなぎらせた。闘魂のオーラを放ちながら「ラインの力で優勝できた。これからはまだ自力では通用しないかもしれないけど、前で貢献できるように」と今後を語った。
九州の中軸を担う存在としてその役割を果たすべく、この優勝を確かな弾みにする。